実は身近に迫っている問題かも〜結婚相手が宗教信仰をしている場合〜

今日、友人とファミレスでかなり長い時間駄弁っていたわけで、その中には深刻な話もありエロトークもあったりで、本当に取り留めない話だったんだけど、その人の結婚相手の事でふっと考え込んでしまった。

その話の前に、その人は女性で私よりも大分年上。一回り差ある訳ではないんだけどまあそれに近い。そして彼女はやはり年齢の事を考えると早めの結婚を望んでおり、相手の男性との同棲期間を経て来年に結婚することになった。ちなみにその男性は彼女の6つ下との事。

さて、私が止まった話なのだが、彼女がふっと言った、
『でも彼は創価学会を信仰してるんだ・・・』
と。
私はこの宗教に限らず宗教というものを全く信用はしていない。宗教とは一つの原典(教典)に対してその時代の為政者の要請でいくらでも解釈しうるもので、その解釈は度々その為政者の都合に合わせてきている。宗教は人々を統治する為の手段に過ぎないと気付いた時から、宗教には欺瞞しか感じなくなった。故に宗教を私は否定している。それはキリスト教だろうがイスラム教だろうがユダヤ教だろうが同じ事である。
さて話は戻すが、こういう時にどういう反応をすればいいのか困った。話を聞いているとその女性家族は一切宗教類には興味はなく、一方彼のほうは、彼自身に関しては名前だけ貸しているみたいで本人は熱心ではなく、それこそ折伏するような事はしないと言う。しかし親(父親は入ってないみたいだが母親がかなり熱心との事)との関係上断ち切る事は出来ないと。私の家だったらそれに気付いた瞬間に別れさせられているだろうし、私も実際にそうするだろう。だけどこれはあくまでも自分の想定でありそんなの意味があるんだろうか?と思うと・・・である。
実際会話では私の家の事情も話したのだが、彼女がかなりしっかりした考えの持ち主で対応は出来ているとの事なので、そういう事があったらすぐに離れた方がいいと釘を刺すだけに留まった。

おそらくこういう片方が無宗教で片方が宗教を信仰しているというカップルはいるんじゃないかと思う。でも、そうなった経験の人じゃないと有効なアドバイスを出来ない。そこにもどかしさを感じる。相手が信仰を強要する場合ならまだしも、このような波風が立っていない状況では何も言わない方が有効なのか? でも先の例で言えばこの先家族ぐるみの付き合いになっていくので言える事は言っといた方がいいのか? かなり難しい問題だ。

そういえば日本国憲法に規定されている『信教の自由』は信仰する自由と共に信仰しない自由も含まれているという事知っている人は、実は意外にも少ないのかもしれない。それは戦前の抑圧された社会からの解放という状況での日本国憲法の制定というのもあるのかもしれないが、この前提だけは忘れてはならないと思った。