2009年ベスト/ワーストアニメ

http://d.hatena.ne.jp/ill_critique/20091220/1261317064の企画に参加

ベスト
GA 芸術科アートデザインクラス
とかく芸術系の高校で女子高生というと「ひだまりスケッチ」というのがあって、あの作品はアニメではシャフト色を色濃く出して安易な萌えというのを回避しようとしていたが、この作品は萌えを肯定しながらもその存在の中でストーリーをテンポよく組み立てていったのが良かったのではなかったのではないかと思う。

青い花
百合作品の王道。原作の空気感をそのままにしてより深くゆったりとした時間が流れていくようだった。そしてふみちゃんの声優を高部あいにしたのは大正解だったと思う。上手くはないんだけど、ふみちゃんのキャラクターには一致していたと思う。惜しむらくはジャンルの特殊性と時間帯だろうか。もっと多くの人に見てもらってもいい作品ではないかと思う。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
このエヴァなら納得。劇場版で見る価値が本当にある。圧倒的なスケールと戦闘シーンもさることながら、各人の行動原理がかなりクリアになっているように感じる。何故、庵野監督が新しいエヴァを作ろうとしたのかというのを感じられたし、早く続編を見てみたい。宇多田ヒカルの主題歌もかなりいい。


ワースト
涼宮ハルヒの憂鬱
これは前作が割りと好きだったその落差というのも十分考えられるのだが、それにしてもエンドレスエイトの必然性は何だったのかと問いたいし、消失をわざわざ劇場版にする意味とは何だったのか全く分からない。というより見せ場がまるで何も無く、エンドレスエイトのあの繰り返しも超監督涼宮ハルヒの仕業といっても空々しく思えるこの体たらくが問題だろう。


個人的には他に『東のエデン』『けいおん』『ささめきこと』は結構推している。